一之宮貫前神社:公式ホームページ

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一之宮貫前神社の式年遷宮祭の歴史は古く、天武天皇の御代 (西暦684年)には既に行われていて、万寿2年(西暦1025年)の頃は伊勢神宮のように社殿を造り直していました。
いずれにしても上野国(こうづけのくに:ほぼ現在の群馬県)最大最重要の神事でありました。
江戸時代の少し前の天正年間には13年毎に改められ、明治の改暦で申年の12月12日に「仮殿遷座祭」と言って、御仮殿という仮の御殿に神様をおうつしして、酉年の3月13日に「本殿遷座祭」として御本殿にお戻りいただくお祭りを行うことになったのです。

一之宮貫前神社式年遷宮祭(3月正遷宮)

平成29年3月13日~16日

平成28年度一之宮貫前神社式年遷宮奉賛会発起人会

 
3月13日(月)
午後2時
真御柱御剱奉遷祭(しんのみはしらぎょけんほうせんさい)
仮殿の真御柱にある御剱を本殿の真御柱に遷す祭事です。
行障と絹垣で覆われた御剱が、行列のなか仮殿から本殿に遷されます。御神体をお遷しする遷御の儀は浄闇の深夜2時に行われますが、真御柱御剱奉遷祭は日中なので行列も明瞭に見ることができます。
午後1時40分頃~午後4時頃
火消行列の「大廻り」
祭事ではありませんが遷宮の諸祭事の警護にあたる神成地域と一ノ宮地域の各警備隊が古式の火消装束で一ノ宮の街頭を巡り、各所で梯子乗りを披露いたします。
午後8時
本殿遷座仮殿祭 (ほんでんせんざかりでんさい)
(御戸開祭)
本殿への遷座を奉告する祭事です。毎年3月14日に行われている「御戸開祭」(みとびらきさい)に加えた形式で行われます。神職や火消の行列が一ノ宮の市街を歩き、仮殿に戻ったところで祭典を執り行います。
午後11時
御神宝移しの儀(ごしんぽううつしのぎ)
一之宮貫前神社に伝わる数々の御神宝を仮殿へ移す祭事です。
白衣白袴の斎員が警護の武士の持つ提灯の明りを頼りに、御神宝を目の高さに捧げ持って、その由来を朗々と唱えながら仮殿までお遷しいたします。
3月14日(火)
午前2時
遷御(せんぎょ)
遷宮祭の主祭事で御霊代(みたましろ:神霊の憑るもの・御神体)を納めた御羽車(おはぐるま)を仮殿から本殿に遷す祭事です。この間は浄闇の中で執り行われ、御羽車が本殿に入った後、灯りがともされます。通常遷御の儀は粛々とゆっくりした所作で行うところ、一之宮貫前神社の遷御は階段を駆け上がり短時間のうちに終了します。
また、御神体の通る道に敷いてあった薦は御利益のあるものとして参拝者は競ってこれを持ち帰ります。
午前4時
本殿遷座本殿祭(ほんでんせんざほんでんさい)
本殿にて御遷座が無事終えた事を奉告し、祝う祭事です。
3月15日(水)
午前11時
奉祝例大祭(ほうしゅくれいたいさい)
毎年3月15日は貫前神社の創建の日として例大祭が執り行われています。遷宮祭が終わり、益々御神徳を増した貫前神社の創建をお祝いします。

正午頃より仮殿前の特設会場にて奉納芸能が執り行われます。
12:00太々神楽(一之宮貫前神社神楽保存会)
12:30獅子舞 (秋畑地区二ツ石組)
12:45神楽舞 (一之宮貫前神社御神子による)
13:15雅楽・紙芝居(一之宮貫前神社)
13:30獅子舞 (秋畑地区二ツ石組)
13:45八木節・神農原節(神農原八木節保存会)
14:00獅子舞(宇田獅子舞保存会)
14:30八木節 (宮崎八木節保存会)
14:45太々神楽(一之宮貫前神社神楽保存会)

3月16日(木)
午前11時
奉祝大祭(ほうしゅくたいさい)
天皇陛下からの賜りものを捧げて、遷宮祭の総ての祭事が無事終了したことを関係者一同でお祝いいたします。